2007年 08月 04日
阪神電鉄西九条から近鉄難波を結ぶ西大阪線の第一地工区現場をみてきた。ここは高架駅の西九条から、JRと安治川を高架線で一挙に飛び越えてからその後地下へもぐる開口部がある一番ダイナミックが現場である。もっとも見たのは既存の西九条周辺と安治川の新しい橋梁とそれらを結ぶ高架部分である。橋梁は浮き船による一括架設(ポンツーン架設)で作業をされた。簡単に言うと橋の構造部分を工場で作って完成品を船で持ってきて、橋脚の上で位置あわせをしてから干潮で海面が引くと橋脚に架設される方式。いっぽう高架構造が道路を跨ぐところのPC桁は架設桁架設工法で架設するようだ。ダイナミックな架橋現場を見ることができた。 急ピッチでおこなわれているこの工事であるが完成は2009年春の開通を目指している。そのあかつきには近鉄奈良線と阪神西大阪線が相互運転がおこなわれる予定。阪神間から難波へ奈良へ一直線。またその逆も簡単に行える。実はこの計画の元は大変古くからあり、環状線内の交通網を牛耳る市営モンロー主義によって許可が下りず、変わりに千日前線が許可されたいきさつがある。その後長らく幻の計画線であったが、ここに着て今まで反対をしていた大阪市や地元商店街も推進派に廻り現実のものになった。
by youknow1957
| 2007-08-04 00:52
| 橋
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