西山遊野の森羅万象ブログ

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2006年 08月 15日

和具屋の蔵(三重・伊勢市)

河崎にある瀬戸物販売の和具屋の蔵がなかなかの見ものだ。縦長に延びた蔵は往時の半分になったそうだが、それでも奥行きがおよそ60mにもおよぶ。その蔵に置かれた瀬戸物の量が中途半端ではない。明治以前の物もあり、それこそ瀬戸物、陶器、磁器の博物館の所蔵庫状態である。そうは言ってもけしてお宝ばかりではない、むしろ茶碗や雑器のようなものが大半である。中には何これ?という物、ゴミ同然?いやゴミその物、梱包材料なども半ば雑然となり、まさにお宝と屑が一体になった鉱脈の採掘現場状態だ。さてお宝が眠っているのではないのかしら。骨董マニアなら一度は覗いてみる価値があろう。実際にも各地の骨董市や瀬戸物市の業者がトラックいっぱい積み出しをしていたそうな。ここのもう一つの見所は蔵の真ん中にトロッコの軌道が敷かれていることだ。すでに枕木は朽ちて、レールのかなり傷みがありすでに用途はなさない。昭和40年代までは使っていたのだが、それ以後は廃線状態である。普通ならそれで撤去になるのだが、それがそのままの状態で現在まで残っているのがここの凄いところ。見た感じでは工事現場でよく使用された手押しトロッコの軌間508mm(20インチ) のような感じだった。昔はこのトロッコを使い表通りの先にある勢田川の船からの荷を搬入搬出していたそうだ。専用線ナローゲージファン、レールフェチの方もみて損はないであろう。

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by youknow1957 | 2006-08-15 00:03 | 街で見つけたこんな物


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