2007年 10月 21日
始まってはじめての週末、本格的な展示フルオープンの土曜日。芸祭を盛り上げてくれる各種協賛イベントも芸祭に華を添えてくれた。 今年のまなびやは芸祭初年で後々の公募芸祭への第一歩としてプレ芸祭の 形でおこなわれた。そのなかでもいちばんの注目は高瀬川の彫刻展示。 木屋町かいわいへの文化発信としての注目度は大変高い催しといっていいだろう。 都市再生と歩いて楽しい街づくり、景観と芸術、いろんな意味でも 彫刻の持つ可能性とポテンシャルを見せる展示方法として大きな意味と第一歩を 示したと思う。 絵画を中心とする平面室内展示では通常の美術館やギャラリーではなく 学校建築という展示の為に造れていない通常の室内を使ったことに大きな 特徴があった。展示絵画作品の後ろ側や横からの窓の光が直接作品に当たるという、 鑑賞者は条件の元通常では考えられない冒険的な試みに新しい発見と驚きを体験できた。 またレトロな近代建築と平面、立体作品が造る出す独特の雰囲気も、通常の展示室 では感じることが出来ない経験である。直接光はけして刺激的ではなく、 むしろやわらかくあたりの空気と作品との調和を取って秩序ある空間を形成していたように思う。 今回のまなびや2007は我々の存在の原点である地球環境、エコロジー、環境危機意識を 大きく取り上げたのが特徴である。そのメインイベントがエコ風呂敷原画展と エコキャンドル実演と展示でもあった。また個々の作品でも環境問題をテーマ としてものも見受けられた。表現者としてまたその集団としても今後とも 環境問題を大きく取り上げていく義務と必要性はいうまでも無いことだ。
by youknow1957
| 2007-10-21 00:46
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